TREATMENT診療

スポーツ障害でお悩みの方

スポーツ障害でお悩みの方のイメージ

「スポーツ障害」とは、スポーツに起因する痛みや機能障害のことで、これらを総称した物を「スポーツ障害」あるいは、「スポーツ傷害」と呼びます。症状を引き起こさないためにも、スポーツの前にストレッチを行い、ウォーミングアップとクールダウンを合わせて行うことで予防を心掛けてください。

01 スポーツ障害の主な原因

大きくは外傷と障害に分けられます。
外傷:捻挫、肉離れ、腱断裂、脱臼、骨折等、一度に強い外力が加わることにより生じるものを指します。
障害:特定の部位に繰り返し外力が加わり軟部組織を損傷するもので、「野球肘」・野球肩・ランナー膝等と呼ばれているものがこれにあたります。

02 スポーツ障害の主な部位と種類

ジャンパー膝、サッカー膝、ランナー膝、オスグッド・シュラッター病、タナ障害、腸脛靭帯炎、分裂膝蓋骨等
野球肘、テニス肘等
野球肩、リトルリーガーショルダー等
足底筋膜炎、踵骨骨端症等
シンスプリント、アキレス腱炎等
腰椎分離症・すべり症、梨状筋症候群等
むち打ち症等

03 放っておく危険性

スポーツ障害は、子供の頃に発症するものもあり、野球少年が発症する「リトルリーグ肩」、スポーツを中・高校生に多い「オスグット病」など、完治するまでスポーツ禁止となる場合があるため、早めの処置がお子さまのためにも大切です。また、ランナーに多い「シンスプリント」、テニスプレイヤーの約10%に発症する「テニス肘」など、選手生命に関わることもありますので、その先のスポーツ人生のためにも、早めの処置が大切です。

04 正しい対処法

スポーツ障害を引き起こしてしまった場合は、症状にもよりますが、基本的にはRICE処置を施します。RICEとは「休息(Rest)・冷却(Ice)・圧迫(Compression)・挙上(Elevation)」の略です。

  • 休息(Rest):患部を包帯などで固定し安静にさせます。
  • 冷却(Ice):患部を氷嚢などで冷やし組織の血管を収縮させ腫れや炎症を抑えます。
  • 圧迫(Compression):患部を包帯やサポーターなどで圧迫することにより内出血や腫れを抑えます。
  • 挙上(Elevation):患部を心臓より高く上げることによりリンパの流れをよくして腫れを抑えます。

また、関節可動制限がある場合はその関節を調整することで、治癒期間の短縮が期待できます。
そして何より、無理なトレーニングをせず、自分の能力にあったトレーニングを行うことが最も重要です。異常を感じたら直ちに運動を中止し、自己流では対応せず、接骨院(整骨院)、整形外科など正しい知識のある専門家にご相談ください。

痛みのある箇所から調べる

LINE